そんなこんなどんな

日常で起きたことを書き綴るだけのブログ

さよならはいつも突然に。~君の温もりは忘れない~

長年付き添ったコートが破れた。

もう3年くらいの付き合い。

恋人だったらもうそろそろ結婚考える年数。

 

ずっと私に温もりを提供してくれてたコートに

穴があいた。

 

いやいやいやいや

まってまって。

急にそんな冷たくなられても困るって。

昨日まで私たち上手くやってたじゃん

 

ボタンほつれてたら直したり、毛玉着いたらチマチマ取ったり

関係修復してきたじゃん。

 

そりゃね、最近なんか冷たいなーて

ちょっと(生地)薄くなってきたなーて

思ってたよ、思ってたけど。

今迄みたいにまた修復できると思ってたしこれからも関係続けられると

信じてたのに、それなのに、ジーザス。

 

通勤途中、満員の中コートがね

誰か鞄とかになんかこう上手い具合に引っかかったんだと思うの。

コート他の方に吸い寄せられれちゃったんだと思うの。

 

だから降車ラッシュで引っ張られたコートを

フンッて引っ張った。何他の人に浮気してんだってって。

暖める相手が違うだろって。

 

そしたら私たちの関係が破ける音がした。

 

結構な音。

もう周りの方々の視線突き刺さるレベル。

え?なんか敗れた?って。

私の持つ何かが壊れたって、何が壊れたのかってめっちゃ探ってくる。

 

私もね、どこから鳴ったのか分からないから。

出来るだけ箇所を隠そうと思って鞄抱き締めて

身を丸めて早足で電車降りた。

そのままお手洗い駆け込んだんだけど

確認してみて私たちの関係の終了を察したよね。

 

袖の根本の部分って言えばいいのかな

肩の位置、御開帳。

前側まで取れたらノースリーブになれる一歩手前。

 

なんとかならんか…

て試行錯誤してみたけど無理だった

腕振る度に敗れた所が口を開く。

今まで物静かだったのに急に饒舌になった。

 

鞄の中漁って安全ピン見つけて

これならワンチャン…?

修復できるのでは…?

一筋の希望にかけてみた。

 

無理だった。

 

フランケンシュタインですか?ってなった。

つぎはぎ見えてますよって。

どうあがいても絶望の12月目前。

もう雪も降りだす11月末。

 

周りが暖かそうなダウンとか着こむ中

薄手のシャツにマフラーを巻いて出勤しました。

 

出勤した私を見た先輩方

「春夏秋冬混ぜ込んだファッション」

「冬場でも半そで短パンで登校する小学生みたい」

「コートが暑かったけど個性は残したペヨンジュン

てボロクソに言われた。

 

幸運なのは今日が給料日であること。

コート買うことにします。

 

ノシ